放射線とその影響について 米子(西伯耆)・山陰の古代史
東北関東大震災により,甚大な被害を受けられた全ての皆様に,心よりお見舞い申し上げます。
また被災地において,懸命に救援活動にあたっておられる関係の皆様に感謝と敬意を表します。


 
2011年3月11日、東北関東大震災の津波によって福島第1原発が壊滅的な被害を被りました。
その結果、原発に対する安全神話が崩壊し、放射線に対する危機意識が大きく高まりました。
ここで原発の賛否を問うことは致しません。
今そこにある問題に対して、知識だけは充分に備えておく必要を感じます。
 
 

ガイガーカウンター(デジタル放射線測定器 放射線測定器 線量計)SW83




▲放射線測定器▼ストロンチウムからのベータ線にも対応、RAD-35 ガイガーカウンター







 



放射線に関する知識の必要性 
  原子力災害への備え
私たちが日常生活を行う上でエネルギー問題は避けては通れない現実です。
生活するためには必ず何らかのエネルギー必要です。
特に現代人がコンピュ−ターの恩恵を享受するためには、電力というエネルギ−は必要不可欠なものといえるでしょう。
コンピューターなくして現在の生活を維持することは完全に不可能ではないでしょうか。
しかしその電力は原子力の恩恵をきわめて多く受けているという現実があります。
今すぐ原子力を捨て、代替エネルギーを期待することは画餅でしかありません。
少なくともある一定の期間、私たちは原子力と共存して行かなければなりません。
その上で、両刃の刃である原子力の利点と怖さを知って、万が一に備えておく必要を感じます。

よなごキッズの想い
子供たちと、その母となる妊婦の方たちが安心して生活出来るための国土であるために、私たちは小さなことでよいから何らかの努力をするべきであると思います。
原発に対する安全神話が崩壊した今、万が一に備え知識と情報および平時のデータを整えておくことが、私たちに与えられた大きな課題であるかもしれません。


放射線に関する基礎知識 
  当面の間(あるいはもっと長く)原子力発電と共存を余儀なくされる我々は原子力によってもたらされる副産物を熟知し、万が一に備えておく必要を感じる今日この頃です。

放射線とは

一般的には電離性を有する高いエネルギーを持った電磁波や粒子線のことを指す。

放射能と放射性物質
放射線を出す能力を放射能と呼び、放射能を持つ物質を放射性物質とよぶ。

放射線被曝
人体が放射線にさらされることをいう。被曝したときの放射線の量は線量当量(または単に線量)で表す。
線量当量の単位はシーベルト(Sv)。

放射線障害
生物体が放射線に被曝することにより発生する身体的障害の総称である。
放射線は、その電離・励起能力によって細胞自体や生体細胞内のDNAを損傷させる。
軽度のDNA損傷は修復されるが、修復が不可能な場合は細胞死を起こすか、DNAが損傷したまま生き残る。
これらの影響が蓄積・拡大して身体機能を低下させるようになったものが放射線障害である。  

詳細は以下の項目を参照してください。

1:核反応・放射性物質・放射線
2:放射線の計測 (放射線量を表す単位と計測機器)
3:放射線被爆 (外部・内部被爆  自然被爆・医療被曝  事故での被爆)
4:放射線障害 (放射線被曝の影響 急性障害・慢性障害)
5:医療と放射線 (放射線検査と被曝 放射線治療と被爆)
6:歯科医療と放射線
7:航空機搭乗と放射線測定値 
8:日本各地の放射線測定値
9:原子力災害と防災  (参考:チェルノブイリ原発事故)
10:米子市周辺における放射線測定値
参考:地震と地震学


参考資料
「知っておきたい放射能の基礎知識」 (株 ソフトバンククリエイティブ 2011 斉藤勝裕)
「新編教養物理学」 (学術図書出版社 1985 原島鮮 )
「チャート式シリーズ 新物理II」 (数研出版 1978 力武常次)
「放射線の影響が分かる本」 (財団法人放射線影響協会)

「必修放射線医学」 (南江堂 1999 高橋睦正)
「歯科放射線学」 (医歯薬出版 1982 古本啓一)

「Radiation Dose Associated With Common Computed Tomography Examinations and the Associated Lifetime Attributable
 Risk of Cancer」
 ARCH INTERN MED/VOL 169 (NO. 22), DEC 14/28, 2009
 Rebecca Smith-Bindman, MD; Jafi Lipson, MD; Ralph Marcus, BA; Kwang-Pyo Kim, PhD;
 Mahadevappa Mahesh, MS, PhD; Robert Gould, ScD; Amy Berrington de Gonza´ lez, DPhil; Diana L. Miglioretti, PhD
「歯科X線撮影における件数および集団線量の推定 1989年」
   (歯科放射線 1991;31.285−295.丸山隆司,岩井一男,馬瀬直通,他)
「X 線診断による臓器・組織線量,実効線量および集団実効線量」 
  (RADIOISOTOPES.1996;45.761−773 丸山隆司,岩井一男,西澤かな枝,他)

「核災害に対する放射線防護」 (医療科学社 2005 高田純)
「原発事故緊急対策マニュアル」 (合同出版 2011)

原子力百科辞典 ATOMICA
Wikipedia 「放射線」 「放射性物質」 「放射線被曝」 「放射線障害」
        米子(西伯耆)・山陰の古代史