先史時代
旧石器時代-縄文時代-弥生時代
BC20000年頃         
現鹿児島湾北部で噴火。姶良カルデラが形成。        
噴火が続いた後、現桜島の北側で大爆発を起こし、薩摩・大隅両半島と霧島山周辺の広範囲に火砕流をもたらす。    灰は1000km離れた場所にも降下。(日本被害地震総覧)

BC15000年頃
ウルム氷河期の最盛期が終わる。この頃海水面は-120m位と推定。

BC10500年頃
最後の寒冷期(オールデストドリアス)。 その後海水面は急速に上昇。縄文海進へ。

                  


BC5000頃         
近畿地方で地震により地割れ、液状化あり。(阿久尻遺跡)(郡家遺跡)

BC4300年頃
縄文海進 最高期。一説には海水面は10m上昇。しかし実際には4m前後考えられている。
海水面の変化は無く、BC3000年頃まで高位で停滞。


BC4300年頃         
南九州の海底火山 「鬼界カルデラ」 が大噴火を起こし、火山灰が日本の気候に影響をおよぼす。
鬼界カルデラ噴火に伴い、地震発生か。(原口園遺跡)(奥木場遺跡)
              鬼界カルデラ: 薩摩半島から約50km南の大隅海峡にあるカルデラ。
                          

BC3500年頃         
舞鶴付近で地震。液状化。(志高遺跡)

BC3000年頃
この頃から、縄文海退進む。海水面は低下。

BC3000年頃         
火山噴火と地震か。(中島ノ下遺跡)(第一東海自動車道遺跡群)

BC1000年前頃
琵琶湖周辺で大地震。湖岸の一部が水没か。(北仰西海道遺跡)(津田江湖底遺跡)

BC1000年頃         
箱根神山が爆発崩壊し、堆積物により芦ノ湖が生成される。(日本火山総覧)

BC800年頃
縄文海退の最低。海水面-4mと推定。以後海進へ。

BC数百年頃         
近畿地方で地震か。(石田遺跡)

B.C.100年頃         
近畿地方で大地震。(北白川廃寺遺跡)(湯ノ部遺跡)(正言寺遺跡)(針江浜遺跡)(津田江湖底遺跡)(原川遺跡)

B.C.100年頃
東海地方で地震か。(原川遺跡)    
 
紀元前後頃         
近畿から西日本にかけて地震か。(下内膳遺跡)

紀元前後頃 
弥生小海退。海水面-2m。


1世紀
高知で地震、津波-M9
M9級の超巨大地震の発生の可能性。
高知県土佐市蟹ヶ池(海岸から400m内陸)で、約2,000年前の地層から津波による厚さ50cmの堆積物が発見された。
一般的に1mの津波で1cmの堆積物が出来るとされている。
2011年東日本大震災津波でも,堆積物の厚さは5~7cmで波高10m超である。
専門家は,この2000年前の50cm堆積物がマグニチュード9級の超巨大地震津波に由来する可能性をあげ,高知でも波高50m以上の大津波再来がありうると指摘している。

100年代頃         
西日本で地震か。(黒谷川宮ノ前遺跡)(黒谷川郡頭遺跡)  

100年代頃         
東海地方で地震か。(鶴松遺跡)  

158年
有史以来初の皆既日食。

248年
9月5日、有史以来2回目の皆既日食。


歴史時代
古墳時代-飛鳥時代
200年代末         
        南海大地震か。(志紀遺跡)(黒谷川宮ノ前遺跡)(下田遺跡)  

?年(4代懿徳 ?)     
        この年、開聞岳噴火するという。(日本地震史料)(日本火山総覧)

416年?(19代允恭5)・・・歴史に現れた最初の地震の記述   
 7月       近畿地方中部で地震(ナヰフル)がある。(日本書紀13)  
          「日本書記」に「地震」とあるのみ。実際には459年か?。
          被害の記述はないが、わが国の歴史に現れた最初の地震の資料である。
          
500頃(22代清寧3頃)  
 3~4月    富士山噴火し、黒煙が天に昇る。熱灰が雨のように降る。三農は営を絶ち、五穀は実らず。
          天皇、使を立てて神宝を献じ捧ぐという。(走湯山縁起 2)  

535年・・・Extreme weather events of 535-536
          535年から536年の寒冷期。
          文献や考古資料によると、世界各地で535~536年に突発的な寒冷化と荒天などの異常気象が発生。
          原因としては火山の噴火(いわゆる火山の冬)や、隕石の衝突が挙げられている。
          有力な説として、クラカタウを含むスンダ海峡での巨大噴火が指摘されている。

553年(29代欽明14)     
           この年、阿蘇山噴火?(日本火山総覧)  

599年(33代推古7)・・・記録に残る日本初の震災。     
           この年、大和で地震があり、地震の神を祭る。(日本書紀22)  
           M 7、家屋倒壊。
628年(推古36)   
 3月 2日      日蝕あり。(日本書紀22)   
             この年、地震により道後温泉がふさがり、3年後にまた出る。(伊予温古録)

634年(舒明 6)  
 8月         長星南方に現れる。時の人これを彗星という。(日本書紀23)

676(40代天武4)  
11月         地震あり。(日本書紀29)  

678(天武6)   
 6月14日     地震あり。(日本書紀29)  

679(天武7)・・・・筑紫地震  M 6.5〜7.5
10月         筑紫で大地震。幅2丈、長3000余丈の亀裂生じ、家屋多数倒壊。(日本書紀29)  

680(天武 8)   
 6月 1日     桃子ほどの氷零(霰)が降る。(日本書紀29)  
10月11日     地震。14日にも地震。(日本書紀29)  
11月 1日      日蝕あり。(日本書紀29)  

681(天武9)  
 6月         灰降る。(日本書紀29)  
 9月         地震あり。(日本書紀29)  

682(天武10)  
 3月         地震あり。(日本書紀29)  
 6月         地震あり。(日本書紀29)  
 9月         彗星現れる。(日本書紀29)
11月         地震あり。(日本書紀29)  

683年(天武11)   
 1月         地震あり。(日本書紀29)  
 3月         地震あり。(日本書紀29)   7月    地震あり。(日本書紀29)  
 8月12日     地震あり。17日にも地震。(日本書紀29)  

684年(天武13)・・白鳳地震(日本最古の津波記録):M8.0-8.3   
 7月         西北に彗星現れる。長さ丈余。(日本書紀29)  
10月         未だかつてないという大地震。・・・白鳳地震(東海・東南海・南海連動型地震説有)
             死者多数。土佐で津波により大きな被害。田園(約12km²)が海面下へ沈下。
             南海地震の記録だが地質調査によればほぼ同時期に東海・東南海地震も発生。
             山崩れで洪水。諸国の郡官舎、百姓の倉屋、寺塔、神社の多く破壊される。
             津波で土佐の田苑50余万が海没。伊予の温泉が没し出ず。人と六蓄に死傷多数。(日本書紀29)  
11月         戊辰に七星、東北に流れる。庚午日没時、東方に星隕。天文悉乱し星隕雨の如し。(日本書紀29)  

685(天武14)
 3月         信濃に降灰。草木が皆枯れる。(日本書紀29) 
 
686(朱鳥1)  
 1月         地震あり。(日本書紀29)  
 3月 1日     信濃に降灰。(日本書紀29)  
12月 1日     西で地震あり。(日本書紀29)  

600年代後半?         
            東海地方などで地震か。(坂尻遺跡)(川合遺跡)(田所遺跡)  

701(大宝1)  
 3月26日     丹波(当時は丹波と丹後は同じ)で地震。3日間続く。        
            若狭湾凡海郷島が沈没し、頂上二つの小島のみになる。
            現在の冠島(かんむりじま)・履島(くつじま)。(確証は無し)
            5月12日とも言う。(続日本紀 2)  
                 


703年(大宝3)  
 7月         近江で噴火。使を遣わして雨を名山大川に祈る。(続日本紀 3)


奈良時代
715(霊亀1)   
 5月        三河・遠江で大地震。正倉47棟が倒壊。麁玉河(天竜川)が土砂でふさがり、塞き止められる。
            数十日後に決壊して洪水。民家170余戸が水没。(続日本紀 6)   
 7月        地震あり。天皇甕原離宮に行幸す。(続日本紀 6)  

716(霊亀2)  
 1月        地震あり。(続日本紀 8)  

719(養老3)   
 3月        地震あり。(続日本紀 8)  

720(養老4)  
 2月        地震あり。(続日本紀 8)  

721(養老5)   
 1月        地震あり。(続日本紀 8)   
 2月        地震あり。(続日本紀 8)  
12月        地震あり。(続日本紀 8)
 
724(神亀1)         
            行基、山崎橋を作り法会が行われる。俄に洪水となり、橋は流失し死者多数。(古事談 3)  
 

734(天平6)・・・天平地震(畿内七道地震)  M 7、死者多数。生駒断層直下型。
 4月7日      大地震。百姓の舎倒壊多数。山崩れで川がせき止められ決壊多数。        
            使を諸国に派遣し、破壊された神社を調査する。(続日本紀11)  

738(天平10)   
 9月         地震あり。  

740頃・・・・大仏温暖期
日本ではAD740年頃から温暖化が進んだと考えられている。740年以前を「万葉寒冷期」、以降を「大仏温暖期」と呼ぶ。
そして温暖期には東北地方へと荘園が拡大する。
この頃から海進が進み、ロットネスト海進と呼ばれる。

742(天平14)  
 1月         陸奥黒川郡以北11郡に赤雪降る。平地で2寸。(続日本紀14)  
 3月         地震あり。(続日本紀14)   
 6月         京中往々に飯が降る。(続日本紀14)  
10月23日     大隅で大地震あり。28日まで余震続く。(続日本紀14)  
12月16日     地震あり。(続日本紀14)     この年、霧島御鉢で噴火。(日本火山総覧)  

744(天平16)  
 5月         肥後で地震。(続日本紀15)  

745(天平17)  
 4月27日     岐阜県美濃地方で地震 - M 7.9。天皇平城京に復都。
            三日揺れが続く。櫓館、正倉、仏寺、堂塔、百姓の廬舎崩壊する。(続日本紀16)  
 5月 2日     地震あり。M7.2。都の諸寺に17日間経を転読させる。また8日にも地震。         
            大安、薬師、元興、興福の4寺で大集経を37日転読。         
            10日にも地震あり、平城宮で大般若経を転読。
            地震で各地に亀裂が生じ、水が湧き出る。(続日本紀16)  

750(天平勝宝2)  
 5月24日     中山の寺振動、塔と歩廊が焼失する。(続日本紀18)  

753(天平勝宝5)  
12月         摂津に津波至り被害大。田租の免除を行う。(続日本紀19)  

762(天平宝字6)   
 5月 9日     美濃・飛騨・信濃(岐阜・長野)で地震 - M7以上
            糸魚川静岡構造線活断層系で発生したM 7 3/4〜8 1/4と同じものである可能性がある。
            家ごとに二斛を支給する。(続日本紀24)  

764(天平宝字8)   
 9月         反乱者恵美押勝の臥屋の上に星が落ちる。(続日本紀25)  
12月         これより以前に大隅薩摩の境で奔電があり、信爾村の海に沙石が降って3つの島となる。
             民家62区が埋没し80余人が死亡。(類聚国史11)(続日本紀25)  

766(天平神護2)   
 6月 5日     これより前大隅神造新島で地震。民多く流亡する。桜島噴火。(続日本紀27)  

771(宝亀2)   
 5月23日     豊後速見郡敵見で山崩れ。川を堰止め、十余日後に決壊。百姓47人が漂没し家43区が埋没。
             調庸の免除と賑救の詔が出される。(続日本紀32)  
11月         西南に星隕。その音、雷の如し。(続日本紀31)  

772(宝亀3)   
 6月         京師に隕石。大きさ柚子の如し。数日で止まる?(続日本紀32)  
12月         彗星南方に現れる。僧100人斎を楊梅宮に設ける。星隕雨の如し。(続日本紀32)  

773(宝亀4)   
 2月         地動く。(日本書紀22)  
 5月         南北に各一つずつ星隕あり。(続日本紀32)  

776(宝亀 7)年   
 7月19日     西大寺の塔揺れる。(続日本紀34)   
 9月20日     毎夜瓦石や塊が内竪曹司や京中の家屋上に墜ちる。(続日本紀34)(吾妻鏡52※)  

777(宝亀 8)年   
 2月 晦日     日蝕あり。(続日本紀34)   
 7月14日     但馬国分寺の塔揺れる。(続日本紀34)  

781(天応1)年   
 3月         地震あり。(続日本紀36)   
 5月         地震あり。(続日本紀36)   
 6月         地震あり。(続日本紀36)   
 7月         駿河より富士山噴火で降灰があり、木葉彫萎するという。(続日本紀36)  
11月         地震あり。(続日本紀36)  

782(延暦1)   
 1月         地震あり。(続日本紀37)   
 2月         地震あり。(続日本紀37)   
 6月         地震あり。(続日本紀37)  

788(延暦 7)   
 3月 4日     大隅曾乃峯で夜10時頃噴火。2時間ほどで収まり、石や灰が麓56里に降る。(続日本紀39)  

789(延暦8)  
 1月 1日     日蝕あり。(続日本紀40)  


参考資料
日本地震学会HP 「日本付近のおもな被害地震年代表」  http://www.zisin.jp/modules/pico/index.php?cat_id=100
静岡大学防災総合センターHP 「古代・中世 地震噴火史料データベース」 http://sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/erice/


「新編日本被害地震総覧 増補改訂版」 (宇佐美龍夫 1996.8 東京大学出版会)
「新訂増補国史大系  日本書紀 前篇」 (吉川弘文館 2000 黒坂勝美)
「新訂増補国史大系  日本書紀 後編」 (吉川弘文館 2000 黒坂勝美)
「日本書紀 上・中・下」 (教育社 1992 山田宗睦訳) 

「新訂増補国史大系  続日本紀 前篇」 (吉川弘文館 1974 黒坂勝美)
「新訂増補国史大系  続日本紀 後篇」 (吉川弘文館 1974 黒坂勝美)

「新訂増補国史大系  日本後紀 」 (吉川弘文館 1974 黒坂勝美)

「訓読日本三代実録」 (臨川書店 1986  武田 祐吉)


気象庁HP 「過去の地震・津波被害-明治以降、我が国で100人以上の死者・行方不明者を出した地震・津波」
Wikipedia「地震の年表」 

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