神社伝承について
神社伝承とは
神社の発生
その地に神社が発生する場合、以下のような理由で神社は創建されてきた。
@自然物の崇拝
磐座(いはくら;いわくら)や神の住む場所である禁足地(俗に神体山)などで行われた祭事の際に臨時に建てた神籬(ひもろぎ)などの祭壇であり、元々は常設のものではなかった。
A墳墓の崇拝
墳丘墓、古墳の近く、あるいはその上に祭壇を設置した場合。
神社の境内から鏡、玉などが発掘されるのがその例。
B勧請
村が発生した時などの場合には、適当な場所に分霊や氏神を祀ることで神社を造営した。

神社伝承について
上記の用にして創建された神社には、社伝、由緒といったその神社の歴史を記した伝承が存在する。
しかし、それらがすべて真実を語っているわけではない。
政治的な力によって主祭神が変更されていたり、後世に脚色が入っていたりする場合も有り、神社伝承は真偽判定に困難な面も多く、資料価値は低いとされている。


神社伝承の意義
信頼性が高いとは言い切れない神社伝承ではあるが、それが全くの無価値というわけでもない。
伝承が発生し、それが長い間存続するためには何らかの背景が在るはずである。

いわゆる史料批判法やメタアナライシス(meta-analysis)という手法を用いれば、伝承についても何らかの真実が見えてくる可能性も在る。
後述するが、現在は歴史関連の各学会から無視されている神社伝承史学も上記の科学的方法を用いれば再評価を受ける事も出来るのではなかろうか。



神社伝承史学
神社伝承史学とは

原田常治(はらだ つねじ)氏とその著作
原田常治氏とは
1903年−1977年 千葉県生まれ。日本大学卒業。
昭和期の出版事業家。
株式会社同志社(のちの婦人生活社、2003年に倒産)を創立する。
同志社を創立させる前は、講談社『講談倶楽部』編集長をつとめた。
1973年4月、勲四等瑞宝章を受章。
1976年に書かれた『古代日本正史』の著作者として有名。

神社伝承史学の概要

神社伝承史学の概要(原田史学)に対する批判





 ファンタジ−米子・山陰の古代史     





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