言語について
言語
言葉とは
話す・書くなどの行為をする事によって情報伝達手段となりうる、意味があるものの総称。
心・気持ち・思い・考え等を表す手段の一つ。

言語とは
コミュニケーションのための記号の体系。
狭義には人間の音声による音声言語を指すが、広義には身振りなど音声以外の要素も含む。
人間のコミュニケーション、相互作用を統べる規則の内、声にまつわる部分、あるいはその声の代替としての文字表記などにまつわる部分を指す。

言語の系統分類
語族-語派-語群の順になる

孤立言語
現存する他の言語と明確な関係性をもたない自然言語を指す。
つまり、遡って他の言語と共通の祖語があることを証明できる証拠をもたない系統不明の言語である。
日本語・アイヌ語・朝鮮語・バスク語・ブルシャスキー語・ギリヤーク語(その他「古シベリア語」と呼ばれてきた諸語)などが事例として挙げられるが、それぞれ各語族との関係性が見いだされると主張する言語学者たちもいる。

祖語(Proto-language)
互いに関連のある言語を歴史的に遡っていくとある時点でひとつの言語となるが、その言語のことを祖語 という。

語族
言語学上、同一の起源(祖語)から派生、発達したと認められる言語群の集まり。
語族を分けたものを語派、語派を分けたものを語群という(語族-語派-語群)。系統の異なる言語をまとめて呼ぶときは「~諸語」という(例:インド諸語、ネイティブ・アメリカン諸語、バルカン諸語)。
ただし、語族か語派か語群かを問題にしないときも単に「~諸語」と言うことがある。


世界の言語グループ
インド・ヨーロッパ語族(印欧系)
サンスクリット語、ペルシア語、トカラ語、ギリシア語、ラテン語、英語、バルト諸語、ロシア語、アルメニア語、アルバニア語などを含む語族。

アフロ・アジア語族
アラビア半島を中心とする西アジアで話されるセム語派と、それに近縁な、北アフリカを中心に分布するハム諸語(かつてのハム語派)の総称。
かつてセム・ハム語族と呼ばれたが、これはセム語派とハム語派が並び立つという現在では否定された考えに基づいた名称で、現在では使用されない。

ニジェール・コンゴ語族
サハラ砂漠以南のアフリカの大部分の言語を含む。

ウラル語族
主に北欧、東欧の民族によって話される諸言語のことである。
代表的な言語として、ハンガリー語、フィンランド語、エストニア語がある。

アルタイ語族(諸語)
アルタイ諸語は、主に西アジア・中央アジアから北アジア(中央ユーラシア)の諸民族によって話される諸言語である。
アルタイ諸語を共通の祖語をとしてつアルタイ語族があるとする説は古くからあるが、母音調和を共通に行う3グループですら数詞などの基礎語彙が全く違うため、少なくとも伝統的な比較言語学の手法によってアルタイ祖語を復元し、アルタイ語族の存在を証明することは困難である。

ドラヴィダ語族
主として南インドとスリランカで話されているが、また、パキスタン、ネパール、そして東部及び中央インドの特定の地域でも話されている。

シナ・チベット語族
主に中国、東南アジアなどアジアの民族によって話される250余の諸言語。

オーストロネシア語族
台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々、マダガスカルに広がる語族。
日本語では南島語族とも訳される。

大洋州諸語オセアニア諸語)
オーストロネシア語族マライ・ポリネシア語派に属す言語集団であり、おそらく1つの祖語に由来する系統(語派)をなすと考えられている。
およそ450言語からなる。
話者はオセアニア島嶼部の非常に広い範囲、すなわちポリネシア全域とメラネシア(ニューギニア島は北岸・東岸部のみ)、ミクロネシア(西部を除く)とインドネシアのハルマヘラ島周辺に住み、人口は2百万人を超える。
最も多いのはサモア語(80万人以上)で、次いでフィジー語(50万人以上)が多い。

その他
 アイヌ語
 朝鮮語(アルタイ諸語説などがある)
 日本語(日本語族説、アルタイ諸語説などがある)
 バスク語
 ブルシャスキー語(ケット語と結びつける説がある)



日本語について
日本語とは
日本語の成り立ち
原初、音声としての日本語(大和言葉)が有り、それに対し漢字を用いての表記が始まった。
やがて漢文を用いた表記が使われた。
その後、日本独自の仮名文字が作られ、漢字を主体としながら、これに仮名を含めて書かれた仮名交じり文が主体を為す事となった。

日本語の起源
日本語は系統において様々に議論があるものの、比較言語学的にいずれかの他言語と共通の語族に属すことは証明されておらず、孤立言語とされる。
これまでにいくつかの系統関係に関する理論仮説が出されてきたが、いまだ総意を得たものはない

起源に関する諸説
アルタイ語族説
アルタイ語族仮説では、日本語、朝鮮語は共にアルタイ語族の一員とされる。
根拠として、古代の日本語(大和言葉)において語頭にr音(流音)が立たないこと、一種の母音調和がみられることなどが挙げられる。
ただし、アルタイ諸語に属するとされるそれぞれの言語自体、互いの親族関係が証明されているわけではない。
したがって、古代日本語に上記の特徴がみられることは、日本語が類型として「アルタイ型」の言語であるという以上の意味をもたない。

朝鮮語との系統関係
朝鮮語は、文法構造に類似点が多いものの、基礎語彙が大きく相違する。音韻の面では、固有語において語頭に流音が立たないこと、一種の母音調和がみられることなど、上述のアルタイ諸語と共通の類似点がある一方で、閉音節や二重子音(中期朝鮮語の場合)が存在するなど大きな相違もある。
朝鮮半島の死語である高句麗語とは、数詞など似る語彙もあるといわれるが、高句麗語の実態はほとんど分かっておらず、現時点では系統論上の判断材料にはなりがたい。

アイヌ語との系統関係
アイヌ語は、語順(SOV語順)において日本語と似るものの、文法・形態は類型論的に異なる抱合語に属し、音韻構造も有声・無声の区別がなく閉音節が多いなどの相違がある。
基礎語彙の類似に関する指摘もあるが、例は不十分である。
一般に似ているとされる語の中には、日本語からアイヌ語への借用語が多く含まれるとみられる。
目下のところは系統的関連性を示す材料は乏しい。

オーストロネシア語族との関係
日本語がオーストロネシア言語と(おそらくはアルタイ言語との)の混合言語だとする説。

ドラヴィダ語族との関係
インドのドラヴィダ語族、とりわけその1つであるタミル語との関連を提唱する説。大野晋が精力的に唱えていたが、賛同者は少ない。

中国語(古典中国語)との関係
日本は中国を中心とした漢字文化圏に属しており、中国語(古典中国語)は、古来、漢字・漢語を通じて日本語の表記や、語彙・形態素に強い影響を与え、拗音等の音韻面での影響や、書面語における古典中国語の文法・語法の模倣を通じた文法・語法・文体の影響も見られた。
ただし、基礎語彙は対応せず、また文法的・音韻的特徴は、中国語が孤立語であるのに対し日本は膠着語であり、日本語には声調がないなど、全く異なるため、系統的関連性は認められていない。

まとめ
上記の様に、日本語の起源は未だ持って不明と言わざるを得ないのが現状である。

日本語族
日本語族とは
日本列島で話される、日本語とそれと同系の諸言語からなる語族である。
日本‐琉球語族ともいう。
この地域で話されている(いた)が、アイヌ語・ウィルタ語・ニヴフ語は含まれない。
日本語派、琉球語派の二つがある。

日本語派
日本本土(本州・四国・九州・北海道)で話される言葉。
多くの方言を含むが、大きく東日本方言・西日本方言・九州方言に分けられる。
また古代東国方言の面影を強く残す八丈方言を別のものとする。
 東日本方言
   北海道方言 東北方言  関東方言(東関東・西関東方言) 東海東山方言(越後方言・ナヤシ方言・ギア方言)
   
 八丈方言

 西日本方言
   北陸方言  近畿方言  中国方言  雲伯方言  四国方言

 九州方言
   豊日方言  肥筑方言  薩隅方言

琉球語派
琉球列島(奄美諸島・沖縄諸島・先島諸島)で話される言葉。
 北琉球方言
   奄美方言  国頭方言  沖縄方言

 南琉球方言
   宮古方言  八重山方言  与那国方言


大和言葉
大和言葉とは
日本語の語種(単語の出自)の一つであり、漢語・外来語に対して元々日本で使われてきた固有語のことである。
「やまとことば」は「倭詞」や「和詞」と表記することもあり、「やまとことのは」ともいう。
漢字の訓読みは漢字の意味に対応する大和言葉である。

大和言葉の音韻の特徴
語頭に濁音・半濁音が来ない。
ただし、「ピカピカ」などオノマトペは除く。
「ばら(薔薇)」のように濁音が語頭に来るものの場合、古語の語頭の音が落ちた結果であり、「ばら」の古形は「いばら」・「うばら」である。

語頭にラ行音が来ない。
これはアルタイ諸語と共通する特徴である。

合成語が作られる際、前の語の母音が変化したり、後の語が連濁を起こしたりすることがある。
き(木)+たつ(立つ)→木立(こだち)、さけ(酒)+たる(樽)→さかだる(酒樽)など。


日本語の表記法
上代日本語の特徴
上代日本語とは
奈良時代以前に使用されていた日本語古語。
『古事記』、『日本書紀』、『万葉集』、各国の風土記に記載されている文字から研究されている。

語彙の構成
現代日本語では漢語が和語より圧倒的に多いという比率になっているが、まだ中国の文化の流入が少なかった上代では外来語として取り込んだ漢語「からことば」は少なく、和語「やまとことば」がほとんどを占めていた

発音
発音の面でも違いが見受けられる。
上代特殊仮名遣で表される母音の数の違いもそうであるが、子音も当時から現在にかけて少しずつ弱化しているため、上代日本語の子音は現代日本語より強い音になっている傾向がある。
(例:「母」は上代にはpapaと発音したが弱化して中世にはfafaになり、やがてhawaあるいはhahaと言うようになった)。

方言
方言については、当時標準語扱いされていたであろう中央(現在の関西)の方言と万葉集などで「あずまことば」と呼ばれていた関東の方言とで、少なくとも2種類はあったことが確認できる。


初期の日本語表記系
神代文字について
現在の日本語表記系は中国語の古典文語である漢文の書き方が伝えられた4世紀にまで遡る。
神代文字と称する更に古い表記法が発見されたともいわれているが、それらは絵文字の様であったり、ルーン文字に似ていたり、ハングルに酷似していたりする。
これらの内で真正なものと結論づけられたものは一つもなく、中国語の伝来以前に日本に文字があった証拠は全く存在しない。

初期の表記法
中国から伝わった漢字を前にして日本人がやったことは大和言葉の単語に相当する漢字を探すことである。
たとえば「やま」、「かわ」、「むら」、「ひと」、「もり」、「さけ」、「さかな」、「しゃけ」などを意味する漢字として「山」、「川」、「村」、「人」、「森」、「酒」、「魚」、「鮭」を容易に見つけ出したと思われる。
これを進めて身の回りの全ての物を漢字でどう表記するかは大きな関心事だったと思われる。
木簡の中に「鯛鮓」、「生鮭」とあるのは「たいすし」、「なましゃけ」であろう。
文章は書けなかったけれども、身の回りの品物の名前は漢字で書けたと考えられる。
名前と同時に数量も書ける様になっていたはずである。

国字の発明
大和言葉の単語に相当する漢字がない場合、日本人は独自に漢字を考案している。
「とうげ」「つじ」「ひいらぎ」「いわし」等に対して峠、辻、柊、鰯を考案している。
これを国字という。
その国における独自の漢字は、中国の影響を受けた朝鮮半島・ベトナムでも作られた。
日本人が作った国字は1万字に達する。
このことは全ての大和言葉の単語と同じ意味を持つ表意文字を作るという壮大な計画を日本人が推進していたのではないかと思わせるほどである。

仮名交じり文
日本語で読むためには漢文訓読の必要性があり、片仮名はそれを補助するために生み出されたことによる。
仮名交じり文の成立も片仮名を用いた漢文訓読を目的としていた。

おおよそのまとめ
  言葉(大和言葉)→漢式和文(音を漢字を用いて表す)→国字の発明→仮名の発明→仮名交じり文


上代日本語と仮名遣い
仮名(かな)とは
漢字をもとにして日本で作られた文字。
平仮名(ひらがな)や片仮名(かたかな)、万葉仮名などの種類がある。
「ふりがな」の略の意味でも用いられる。

仮名と真名
仮名と呼ばれるようになったのは、漢字を真名(まな、真字)といったのに対応してのものである。
古来「かりな」と読み、それが「かんな」「かな」と転じた。
「仮名」を「かな」と読むのは、重箱読みではなく、常用漢字表付表で認められた熟字訓である。
仮名は表音文字であり、基本的に1字が1音節をあらわす音節文字である。


漢式和文と万葉仮名
漢式和文と万葉仮名
『古事記』は漢式和文或いは変体漢文で書かれている。
漢字ばかりであるが漢文ではない。
日本語の語順に従って書かれている部分があるから漢文としては読めない。
漢字ばかりだから日本語としてどう読んだかはっきりしない。
しかし漢字を追っていけば何となく意味は通じるという文である。

万葉仮名
『古事記』を書くのには漢式和文でいいが、和歌を書き表すためには一字一字正確に表さなければならない。
そのために考案されたのが万葉仮名である。
万葉仮名が開発されるに及んで、漸く日本語を表記するシステムが得られた。
これは漢字を表意文字ではなく表音文字として(中国音から音を得て)用いるものである。
万葉仮名は初め和歌を記録するのに用いられ、例えば759年以前に編纂された『万葉集』に見られる。
万葉仮名という名前もこの歌集に由来する。
ひらがなは万葉仮名から発達したものである。
また、漢文の読み下しを助けるために横に付した符号のうち、発音記号として使った漢字からカタカナが発達した。



平安以降の仮名遣の変遷
仮名
仮名遣(かなづかい)とは
日本語の正書法のうち、仮名で表記される部分についての規則である。
狭義には和語を仮名で表記する場合の規則(国語仮名遣)のみを指すが、広義には漢語(漢字)の読みを仮名で表記する方法(字音仮名遣)を含む。

仮名遣いの歴史
仮名は平安初期に完成したといわれており、仮名で文字を綴る仮名文はこの時代に始まっている。
しかし、時間の経過とともに(現在の音韻学によると)発音が変化し、平安後期には「い・ひ・ゐ」「え・へ・ゑ」「お・を」の区別があいまいになっていたとされる(音韻の変遷については音韻学の一般的な見解による)。
それまでは音韻通りに表記するだけでよかったが、複数の仮名が同じ音を表すようになると、どれを使うかについて混乱が生じた(後述の橋本の論文参照)。
そのような中、藤原定家は自身の持つ古典(平安初期)と当時(平安後期)の文書(歌)を比べ、古典では仮名がある規則に従っているが、当時の表記は乱れている(統一性がない)ことに気がついたとされる。
そこで定家は古典の表記を抜粋し、辞書的にこれを並べ、古典に従うべきとして拾遺愚草(歌論の本)をまとめたとされ、それが今日まで伝わっている。

平仮名
万葉仮名として使用されていた漢字の草体化が極まって、ついに元となる漢字の草書体から独立したものが平仮名と言える。
8世紀末の正倉院文書には、字形や筆順の上で平安時代の平仮名と通じる、なかば草体化した万葉仮名が見られる。
9世紀中頃の『藤原有年申文』(867年)や同時期の『智証大師病中言上艸書』などの文書類にも見られる、これら省略の進んだ草書の万葉仮名を、平仮名の前段階である草仮名(そうがな)と呼ぶ。

片仮名
万葉仮名を起源として成立した。
片仮名の起源は、9世紀初めに奈良の古宗派の学僧が漢文を和読するため、訓点として万葉仮名を付記したものに始まると考えられている。
元となる漢字の画数に応じて、万葉仮名をそのまま用いたり、その一部を採るなどして作られている。

変体仮名
平仮名の字体のうち、1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降の学校教育で用いられていないものの総称である。
平仮名の字体の統一が進んだ結果、現在の日本では、変体仮名は看板や書道など限定的な場面でしか使われていない。
異体仮名(いたいがな)とも呼ばれる。


定家仮名遣
定家仮名遣とは
平安時代後期の貴族藤原定家が記した歌論・拾遺愚草や下官集に始まる所謂歴史的假名遣のはしりであり、仮名遣の一種である。

行阿仮名遣とは
更にそれが南北朝の所謂室町時代の僧行阿によって増補され確立された。
この假名文字遣に著された仮名遣を行阿仮名遣と呼ぶが、一般に定家の名を持って呼ばれる。假名文字遣には次のように見える。

定家仮名遣は平安後期より江戸?明治時代に至るまでの長きにわたり使用されたが、それは江戸時代初期の国学者契沖によって契沖仮名遣の実証的研究がなされ、また契沖仮名遣を明治政府が学校教育で採用する(所謂歴史的假名遣の採用である)までである。


契沖仮名遣
江戸初期の元禄時代に契沖が和字正濫抄を著し、行阿までの仮名遣を改め、契沖仮名遣を定める。
古典研究により定めた点で画期的であった(国文学の原流となる)。
その適用範囲は和語のみであり、漢語にはほとんど及ばなかった。
契沖は「語義の書き分け」のためにあると結論した。
例えば「居(ゐ)る」と「入(い)る」など。
時枝誠記はこれを「語義の標識」と呼んだ。


字音仮名遣い
江戸時代の本居宣長が定めた歴史的字音仮名遣のことをいう。
「かなづかい」は言葉どおりに考えると「かなの使い方、書き方」になるが、字音仮名遣いは漢字を仮名で書きかえるものとすると漢字を説明するものであって仮名を説明する「かなづかい」とはいえない。
そのため字音仮名遣を歴史的仮名遣に認めない立場もある。
ただし、日本語の漢語語彙に関して同音語が別の単語でどう書き分けられるかが問題になることが多く、歴史的字音仮名遣を語源主義による同音語の書き分けとし「かなづかい」と定義する見方もある。



参考資料
「日本語の歴史」  (岩波新書 山口仲美 )
「日本語の起源」  (岩波新書 大野 晋)
「日本語はいかにして成立したか」  (中公文庫 大野 晋)

Wikipedeia 「語族」、「諸語」、「日本語の起源」、「仮名遣い」


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日本語とその表記法
日本語の歴史
日本語の起源は明らかではない。
原初、音声としての日本語(大和言葉)が有り、それを漢字を用いての表記が始まった。
やがて漢文や漢式和文を用いた表記が使われた。
その後、日本独自の仮名文字が作られ、漢字を主体としながら、これに仮名を含めて書かれた仮名交じり文が主体となった。

仮名遣の変遷
  奈良以前  上代特殊仮名遣い(万葉仮名)
  平安初期  平仮名 片仮名
  平安後期  定家仮名遣 (藤原定家)
  江戸初期  契沖仮名遣 (僧 契沖)
  江戸中期  字音仮名遣 (本居宣長)